しっかり相談するために!人の雰囲気

顧客を主語にして説明してくれる人は信頼できる!

規格化された一戸建てを主に扱うハウスメーカーとは異なり、工務店には顧客からの要望を柔軟に取り入れて、自分好みの注文住宅を建てやすいというメリットがあります。では工務店に相談する際は、人の雰囲気のどんなところに注視すれば良いのでしょうか。

まず注視しておかなければならないことは、流暢に言葉を操ってたくさん説明するスタッフが必ずしも優れているとは限らないということです。工務店のほとんどは中小クラスの建設会社であるため、一般的に内部留保は低い水準となっています。そのため予算を達成したいがために顧客の要望よりも、自社の利益を優先させてしまうことが起こり得るのです。そのため説明し始める際の主語が「お客様が」になっているかどうかが工務店選びのポイントになります。「弊社が」や「私が」を主語にして説明している場合は、自社の利益を中心に考えている可能性が高いのです。

デメリットを説明する際の雰囲気に注視しよう!

住宅完成保証制度に加入しているかどうかも工務店選びのポイントです。工務店は一般的に内部留保が低い水準であるため、注文住宅の建設中に経営が立ち行かなくなることも考えられます。そんなときに工務店が住宅完成保証制度に加入していれば、他の工務店に建設を引き継いだ際の追加費用を最小限に抑えることができるのです。相談の際にこちらから質問しなくても住宅完成保証制度に加入していることを伝えてくれる工務店は信頼できるといえます。逆に伝えてくれなかった場合は、顧客側から住宅完成保証制度の加入有無を質問してみましょう。その結果、スタッフの雰囲気が悪いほうに変化するのであれば、その工務店と契約を結ぶことは推奨されません。しっかり相談するためにはメリットだけでなく、デメリットについて説明を受ける際の雰囲気も注視しなければならないのです。